株式会社GA technologies

中古不動産のポータルサービス「Renosy」の開発・運営を行う。広報組織立ち上げから新規上場(IPO)までを支援。大学と共同研究の成果発表会の開催するなどプレスリリース配信だけでない様々な広報施策でPR露出を獲得し、企業ブランディング・採用力強化に成功。

ほぼ未経験で“攻め”の広報組織を立ち上げ、上場を見据えた認知拡大と採用力強化を実現
株式会社GAtechnologies 経営戦略本部 広報/チームリーダー 清水 絢子さま

ノウハウやメディアとのつながりが全くない状態から広報活動をスタート


広報のミッションは、上場を見据えた認知拡大と採用力強化でした。
それを達成するために、これまで弊社が行なっていなかった攻めの広報活動ができるよう、まずは広報組織の立ち上げが私のミッションでした。
しかし、前職ではコンテンツ制作や法人営業の合間に、メディアからの問い合わせに対応するといった程度の受け身の広報業務はしていたものの、きちんとした広報経験はほとんどなく社内にも広報ノウハウやメディアとのつながりは全くないゼロの状態からのスタートでした。

そのため、シプードにまず相談したのは、広報組織立ち上げからどうメディアとのつながりを開拓していくのか、どのようにメッセージを出していくのか、そもそもどんな出し方があるのか、といった内容でした。

信頼できるパートナーと聞きシプードに依頼、記者からの反応でも実感


実は私がGA technologiesに入社する前から、代表の樋口は「シプードにぜひ支援頂きたい」と考えていました。
代表のいとこが経営する企業が以前シプードに支援いただいていたことがあり、大変満足していて「本当に信頼できるパートナーで、オススメですよ」とご紹介いただいていたんです。
また、支援を受けていた他社広報の友人からも「広報活動を一番初めに根付かせる時はシプードさんがいいと思う」と伺いました。
「会社の広報組織の価値観の部分で、すごく誠実にメディアとおつきあいすることを勉強させてくれる」とお勧めされましたが、実際に記者と話していても、シプードからのご紹介だと信頼してもらえたり、可能性を感じてもらえたり、反応が全然違います。

シプードの支援内容は、実際にゼロイチで広報を立ち上げていくにあたって、どんな方向に向かい、何をすればいいかの計画を立て、タスク化して目に見える形で進んでいけたところがすごく良くて動きやすかったです。

またシプードはメンターでもあり、パートナーでもある稀有な存在だと思います。これまでスタートアップを支えてきた経験から、スタートアップの独特の悩みを理解してくれて、発信の仕方から失敗した時の対処法まで細かく教えてもらえるのは心強かったです。
他にも、シプードで主催している勉強会などを通じてスタートアップの広報の方をご紹介していただく機会もあり、刺激をもらったり、同じような悩みを相談できたりと、コンサルティングを超えた価値も提供してくれている点も助かりました。

広報活動全体の戦略ではテクノロジーに力を入れた戦略で発信するというアドバイスをもとに、現在は社員の4割にまでエンジニアが増えるなど、エンジニア、データサイエンティストの採用も順調で驚いています。

新サービス発表会で、役員をはじめ社員全体に“広報意識”が根付く


広報施策で1番印象に残っているのは、「Renosy」サイトの記者発表会です。

「Renosy」サイトの記者発表会の前に、首都大学との共同発表会を開催したのですが、発表会を通して世の中に的確なメッセージが発信できたり、共同研究先の先生にも取材依頼が入ったりと注目を集めました。この発表会では弊社だけでなく、大学側においても広報に対する考え方が変わったように感じました。

この首都大学との発表会が社外だけでなく、社内でも話題となり、「Renosy」のサービス発表会の場に広報以外の弊社社員も多く参加してもらうことになりました。弊社はどうしてもテクノロジーに力を入れているので、難しい技術・新しい技術ばかり説明をしたがるのですが、発表会当日の記者からの質問を通して、世の中の人が何に関心があり、どういった点に価値を感じるのかを社員が理解するきっかけになりました。
さらに経営陣にもPR視点を持ってもらえたことで、「広報にはもっと早めに情報を渡そう」というように会社全体の意識が変わるきっかけとなったため、もっとも印象に残っている施策と言えます。

上場前後の広報活動のカギは、広報と広告の両輪による一貫したメッセージ発信


山場を作るために、広報と広告でメッセージ一気通貫させ、広報ではメディアを通してニュースとして世に情報が拡散するように動いていき、一方で、確実に出したいメッセージは広告記事として出すというように、広報と広告の両輪で動いていきました。
その中でシプードを通じて、社長が前に出てインタビューを受けたりする機会を増やすことにも成功しました。

また、「不動産テック」という打ち出しについてもシプードのアドバイスをもとに、早い段階で記者に向けた勉強会を開催したことは大きかったです。
ただ自分たちのサービスやメッセージを伝えるだけでなく、そもそも業界についての情報や市場などに関しても情報提供する場を作り、この業界が抱える課題感を記者に共感していただけたことがメディア露出に繋がっていると思います。

今頑張っている広報担当者へ伝えたいこと、広報の可能性


弊社の場合は、初期の段階で発表会をしたことで、広報だけではなく事業部側も巻き込み、社内全体で一緒に広報発想になっていくことが出来ました。

その後は事業部の方から「こういうタイミングでリリースしたらいいと思うけどどうかな」など、PRを意識して相談してくれるような関係性になりました。
社内でそういった関係が築けると、広報側から経営陣や事業部側へ社外の反応やサービスのフィードバックができたり、早い段階で新しい試みや挑戦を共有される立場にもなっていけたりするので、会社の未来を一緒に描いていけるような気持ちになることができると思います。

広報は仕事の量も多く、忙しいこともたくさんありますが、会社の成長とともに広報自体の可能性もどんどん広がっていくやりがいのある仕事だと感じています。

株式会社GA technologies(ジーエーテクノロジーズ)
https://www.ga-tech.co.jp/
本社:

東京都港区六本木3丁目2番1号 住友不動産六本木グランドタワー40階
事業内容:

  • AIを活用した中古不動産の総合的なプラットホーム「Renosy®」の開発・運営
  • AIを活用した不動産業務支援ツールTechシリーズの開発・運営
  • 不動産オーナー向けアプリ「Renosy Insight®」の開発・運営
  • クラウド型施工管理サービスの開発

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