株式会社Donuts

2007年に設立、あらゆる企業の働き方改革を推進するバックオフィス支援SaaSシステム『ジョブカン』シリーズを提供。ほとんどの国産SaaSは黒字転換に苦しんでいるところが多い一方で、ジョブカンは好調なSaaSの売上推移を示す「T2D3」*を上回る成長率を実現する国産SaaSの筆頭。

*「T2D3」
SaaSスタートアップの成長指標として使われる指標。“Triple, Triple, Double, Double, Double” の略で、サービス開始から年々3倍、3倍、2倍、2倍、2倍…と売上が成長することを指す。

働き方改革に合わせた広報戦略で、記事掲載数20倍増、SEO効果1.5倍増を実現
株式会社Donuts マーケティング室 蛸島さん、大木さん

認知向上を目的に自力で広報を始めるも、やり方がわからず結果が出ない状況が続く


(蛸島さん)当社のバックオフィス支援SaaSシステム『ジョブカン』の認知向上を目的にまずは自力で広報活動を始めました。活動を始めて最初の半年は、記者の方が参加する交流会に行ってみたり、広報仲間に記者の方の紹介をお願いするなど、記者の方とのリレーション作りに取り組んでいましたが、記事掲載数は半年で4件と苦戦していました。どういうネタが興味を持たれるのか、またプレスリリースの書き方もよく分からないうえ、記者の方とのコミュニケーションに関するお作法も知らなかったので、自力で対応する限界を感じました。広報の必要性はあると理解していても、やり方がわからないという状況を変えるために、まずは自社に広報活動のノウハウをためることを目標に、シプードへ広報・PRの家庭教師をお願いすることにしました。

自社の認知向上に広報・PRの家庭教師を選んだ理由は「豊富な実績」と「戦略家としての魅力」


(蛸島さん)パートナー先としていくつかの企業を検討するなか、シプードはマネーフォワードさんなどを始め多くの成功事例を持っていたことが決め手でした。当社は勤怠管理システム『ジョブカン』を提供していますが、まずシプードから、国が推進する働き方改革に合わせたキーメッセージの打ち出しを提案され、「HRテック」や「ホワイト企業」など関連するテーマを一緒に議論し、打ち出すメッセージを決めていきました。まだ何もない段階から企画ベースで入ってもらえたのは大きく、シプードに戦略家としての魅力を感じていました。自社のサービスだけを推していくのではなく、シプードから提案された社会性の要素も合わせて発信していけたことは良かったです。自社だけだと視野は狭いですが、幅広い業界をカバーしているシプードの提案切り口は貴重で、また旬だと感じることが多かったです。

(大木さん)他にも魅力的だったのは、メディアからの反応をリアルにフィードバックしてもらえる点です。私はPR会社の出身なのですが、シプードとPR会社の手法は全く違います。シプードは、まず情報のニュース性を整理してくれます。次に、メディアがその情報を受け取った時にどう捉えるかを分析し、プレスリリースの内容にアドバイスをしてくれます。実際に記者の方にヒアリングをしてくれることもあります。これらのアドバイスは他のPR会社からは得られない大きな価値だと思います。

シプードの支援から1年で、記事掲載数が4件から80件と約20倍に増加


(蛸島さん)シプードの支援を受け、広報活動のノウハウがたまりました。結果、私一人で広報活動を回せるようになったし、大木が入社して2名体制になってからは、さらに広報活動のスピードが加速し、自分たちだけで運営していける広報体制を構築できました。定量的な成果としても、記事掲載数は1年で80件となり、支援前後で比較すると約20倍に増えたので、手応えを感じています。

特に手応えを感じた広報施策で思い出されるのは、「調査リリース」です。
キーメッセージを定めたあとは、国の動きに合わせた具体的なPR施策とマイルストンの検討に移ったのですが、働き方改革関連法成立から1年経ったタイミングで、調査リリースの実施を考えました。ビジネス誌のデータ担当記者が働き方改革に関連するデータを探しているというのをシプードが聞いてくれていたのも後押しとなりました。具体的には、勤怠管理システムの利用実績を分析し、年次有給休暇取得率と一人当たりの月平均残業時間の実態調査を行ったのですが、勤怠管理システムから分析を行う調査は国内で初めてだったこともあり、インパクトが大きく出せ、色々な人に面白がられました。また自社がどのようなデータを持っているのかを知ってもらう機会にもなり良かったです。

Webで記事化されることでSEOにも好影響、ソーシャルメディアでのポジティブな反応も増加


(蛸島さん)記事がWebで掲載されると、Googleが記事をクローリングし、Googleニュースで取り上げることがあります。そういったところに取り上げられると信頼性が上がるため、先ほどの調査リリースを実施した後はSEOの順位がかなり上がり、「勤怠管理」で検索すると、検索順位が一番目になりました。結果、Googleの検索経由(オーガニック)によるセールスリード(申込数)が約1.5倍に増えたことは、かなり大きなバリューだったかなと思いますね。

シプードは、まずWebメディアに積極的に出るための戦略を考え、そこから新聞や雑誌、テレビなどのメディアに取り上げてもらえるような流れをとってくれたのですが、Webメディアにたくさん取り上げてもらえ、SNSで話題になり・・・、というサイクルがうまく回った結果、SEOへの効果も大きく出たと分析しています。

また「勤怠管理=ジョブカン」という認知はとれてきていると感じていて、例えば交流会に参加したときに、「あ、勤怠管理やってるジョブカンさんですね」というようなシーンが結構増えてきていて、感覚値としても認知向上を実感しています。他にも、ジョブカンはTwitterで、使いにくいとかサーバーが落ちたとかネガティブなことを書かれることが多かったのですが、最近ではポジティブな投稿のほうが多くて、「ジョブカン最近すごいイケてるね」とか、何ならこの前サーバーが落ちた時には、「頑張れ」という声もいただけるほどになり、見えない効果は結構あるなと感じます。

今後はサービス関わる”人”を広報し、勤怠管理やSaaSの専門家としての地位確立を目指す


(蛸島さん)ジョブカンの統括責任者で石山という者がいるのですが、シプードとの定例会で、彼が普段から話していることを共有したところ、「SaaSビジネスの事業戦略の有識者として石山さんをもっと前に出していった方が良い」とのアドバイスを受けました。というのも、石山はサービスの急成長を支える立役者で、これまで彼が取り組んできた導入件数増加のための施策は、体系化すると他社にも参考になる情報だったので。石山の講演登壇やメディア提案の機会を増やすのと合わせて、サービス成長までの軌跡や組織の部分の露出も増やして、サービス以外の”人”の部分にも注目してもらいたいと思っています。社員一丸となって、より大きな仕掛けをして、今後もより有効的な形で取り上げられることを目指していきます。

株式会社Donuts
https://www.donuts.ne.jp/
本社:
東京都渋谷区代々木2丁目2-1 小田急サザンタワー8階
事業内容:

  • クラウドサービス事業
  • モバイルゲーム事業
  • WEBサービス事業

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